「いつか行ける」ではなく「今しかない」と決めたコロナ禍での留学
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- 名前
- C.A
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- 学校
- ILCF Université de Lyon Catholique
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- 滞在期間
- 2020年10月~2021年5月
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- コロナが世界中で猛威を振るっている中、フランスへの留学を決めた理由を教えてください。
- 「今しかない」と思ったからです。見通しの立たない状況の中で、「いつか行けるだろう」という不確かな未来に賭けて我慢することで、自分の中に後悔を残したくありませんでした。
- この時期に留学することに不安はありませんでしたか?
- わたしにとってはフランスへの渡航自体が初めてだったうえに、現地に実際に来るまではコロナウイルスのフランスにおける実情が分からなかったので非常に不安でした。ただ、少し先に他都市にて留学を開始していた友人が数人いたので多少は状況を知ることができたので、多少の不安は軽減されていました。
- 日本、フランスそれぞれの空港、機内の様子はどうでしたか?
- 10月の初めに、成田国際空港を出発しパリのCDG空港に到着する便を利用しました。どちらの空港も軽食を販売する飲食店が数店開いているくらいで、空港全体の人も少なかったです。機内は、1席ずつ間隔を空けられていましたが、その他特に変わった様子はありませんでした。
- 学校開校中の学校の様子を教えてください。
- クラスは20人ほどで、必ず1つ席を空けて座るように指示されていました。マスクは必須で、玄関に消毒液が置いてありました。また、ホワイトボードに板書をする際にペンを持つ前後で先生から消毒液を使うよう指示されました。
- ロックダウンとなり、学校がクローズとなった後はどのように授業を受けられましたか?また、それに満足していますか?メリット、デメリットがあれば教えてください。
- わたしの学校では隔週で対面、隔週でオンラインという形式を取っていました。対面は通常開校時と同様に授業が進められ、オンラインの際には動画による解説が多く使われていました。前のセメスターは毎週オンラインだったようで先生方も慣れており、特に不満は感じませんでした。
メリットはありません。デメリットは、2人組で話し合うなどの会話の練習をすることができなかったことです。
- ロックダウン中の普段の生活はどのように変わりましたか?
- 買い物や散歩を理由に時間の制限もあったので、家にいる時間が圧倒的に増えました。
- ロックダウンによってオンライン授業になっても、本来の留学計画とズレはありませんか?
- もちろん思い描いていたものとは違います。もっと人と会いたかったし、もっといろいろな場所に行きたかったです。だけど、今この状況でもできること、今この状況だからできることもあるので、また違った経験ができているとも思います。
- この時期に留学をしてよかったこと、悪かったことを教えてください。
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よかったことは、情報により敏感になり、多様なフランス語に触れる機会が増えたことです。コロナウイルスによる制限が日々変動する中で、ニュースを見たり新聞を読んだりすることが不可欠なので、嫌でもフランス語を見聞きすることが多かったです。
悪かったことは、人と触れ合う機会が減ってしまったことです。本来なら学校で用意されているアクティビティも中止され、多くのコミュニティの活動が制限されているため、なかなか他者と過ごす時間をとるのが難しかったです。
- 今後の目標を教えてください。
- 帰国するまでの残りの4ヶ月でDELFのB2に合格すること、これから新しく出会う人と積極的にコミュニケーションをとって交流を深めることです。