フランスについて
La France
そんな魅惑の国フランスをこのページでは他とは違った目線でご紹介したいと思います!
目次
基本情報
国名 | フランス共和国 |
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国旗 | 青は自由、白は平等、赤は友愛を表しています。フランス語でこの国旗のことを、トリコロール(tricolore)といいます。 |
国歌 | ラ・マルセイエーズ(La Marseillaise) 歌の内容は戦争の敵国を倒そう!と、祖国フランス兵士の勇気を奮い立たせるような激しい勇士を歌っています。 |
首都 | パリ |
面積 | 約551,000km2 |
人口 | 約6,700万人 |
通貨 | €(ユーロ) |
フランスの魅力あふれる地域
フランス海外領を除くフランス本土は6角形の形をしていることから「ヘキサゴン」と呼ばれることもあります。そのフランスの6角形の中は18の地域(レジオンrégion)に分かれており、さらに県(デパルトマンdépartement)で区分されています。フランスの大都市ランキングは以下の通りです。-
1. Paris
世界一観光客が多い都市。文化・政治・食などフランス中のすべての情報ががここから発信されます。それほど活気がある街でありながら、時間はゆっくり流れていて朝も昼も夜もカフェでくつろぐ人を見かけます。パリのシンボル、エッフェル塔も朝から晩までパリを見下ろし、街に一層魅力を与えています。「Il y a la France, et il y a Paris.」(フランスがあり、パリがある。) といわれるほど、パリという中世の時代から今日まで、ずっと変わらない街並みとその空気感を維持し続け昔も今も世界中の憧れの街です。
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2. Lyon
フランス第2の都市ながらもパリよりも非常に物価が安く、学費も比較的お安い学校が集まっています。美食の街としても知られていて、ミシュランから星をもらっているレストランが数多くあります。冬に行われる光りの祭典は、町中が彩られ、中世の町並みが幻想的な世界に変身。パリとは違い、自然も楽しめる街です。
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3. Marseille
南仏の陽気な雰囲気はその街や、人々からあふれ出しています。夏にはフランス中の人々が南に海と太陽を求めてバカンスを過ごしに来るため、活気で溢れます。また、北アフリカからの移民の方も多く、街の雰囲気は「パリ」のフランスのイメージよりも、「アラブのエネルギッシュな街」のイメージのほうが合うでしょう。狭い路地を見上げると、色あせたアパートとアパートの間に紐を引っ掛けて洗濯物が干されているとこなんて、まさに地中海北アフリカの雰囲気という感じでフランスの違った一面を見ることもできます。
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4. Toulouse
こちらも南よりの大都市。地中海から流れてくる運河が街を走っています。旧市街地は赤レンガで造られた家が残っており別名を「バラ色の街」といわれるほど、可愛い茶褐色の家々が並びます。トゥールーズ大学を中心に、7万人以上の学生がおり学生の街としても有名です。
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5. Lille
フランスの北にあり以前はフランス人からも、「いつも寒くていつも曇りの街」というイメージをもたれていました。しかし数年前にこのリールの街を題材にした映画が大ヒットしそれから観光客が一気に増えています。ベルギーに近いため、ベルギーやオランダでよく見かける屋根がギザギザの建物や、北欧独特の長細く、くっついた様に並ぶ建物が可愛い街です。
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6. Bordeaux
ワインの知名度は世界一の街です。フランスではボルドー産のワインでなくとも赤ワインのことを「ボルドー」と呼ぶくらい、この街ではワインが有名です。ワインが美味しいということは、そのワインに合わせる料理も美味しいということ。素敵なビストロも数多くあります。ボルドー市役所の前は、フランスで話題になるほど美しい細工がされています:広場に水を張るのです。その水が鏡のように反射し、光や建物を映します。
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7. Nice
リゾート地としても有名なニース。プロムナード・デ・ザングレという有名な通りを歩けば、コート・ダジュールの地中海が見渡せます。大昔、イタリアの領土であったためどことなくイタリアの雰囲気もあります。少しだけ残念なのは、ニースの浜辺は砂浜ではく、砂利ということ。ねっころがると少し痛い感じがしますが、それでも現地のフランス人は日焼けを楽しみます。
フランスのRégion(地域)
北西
ブルターニュ・ノルマンディ地方は美味しいシードル(林檎酒)で有名。世界遺産モンサンミシェルがあるのもこの地域です。曇りがちで少し寒いこともありますが、それがまたロマンチックな雰囲気を漂わせる美しく切なげな街が多くあります。
北東
ドイツの色が残っているアルザス地方が代表的です。可愛らしい町並みがこじんまりと残っています。クリスマスに行われるクリスマスマーケットはフランスのいたるところで開かれますが、アルザス地方のものは別格。本当に絵本から飛び出たような、まるで中世にタイムスリップしたような可愛いマーケットに出会えます。
フランス中心部
ブルゴーニュ地方やオーベルニュ地方など緑あふれる大自然が魅力なのがこの地方です。ワインやエスカルゴも有名で、ジョニーデップ主演の映画「Chocolat」の舞台になった小さな村もこの地域にありますよ!
南仏
ビーチがありフランス人に人気のあるリゾート地です。夏はほとんどのフランス人が3週間ほどのバカンスをとり北から南フランスへ大移動します。そのため本当に、パリから人がいなくなるのです!少し治安が悪いので要注意です!海だけではなく、もうひとつ有名なのはラベンダー畑です。紫色のどこまでも続くラベンダー畑は地中海の賜物です。
フランスの交通
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フランスの航空会社には、「Air France (エールフランス)」があります。飛行機ならば、国内は端から端まで飛んでも1時間半しかかかりません。電車は、国鉄のSNCFという会社があります。この会社がフランス中すべての鉄道会社の大元で、その中に日本の新幹線のようなTGV(テージェーベー)やドイツなどを繋ぐThalys(タリス)があります。メトロ(地下鉄)が走っている街は、パリ、リール、リヨン、マルセイユ、レンヌ、トゥールーズです。そのほかの地方ではバスが主流です。TGVの切符は、早割りが断然お得で中には半額以下の金額で購入できます。バカンスが大好きなフランス人は、何ヶ月も前から切符を購入し、安い切符を手に入れます。
フランスの気候
北海道と同じくらいの緯度に位置するフランス。夏でも空気は乾いているので、日差しが強くてもエアコンが要らないほど涼しく快適です。フランスの家庭でエアコンがおいてあるところは珍しいのです。しかし、この暑い夏の時期はとても短く、9月ぐらいからすでに肌寒くなってきます。パリなどのフランスの北のほうでは10月頃にはもうジャケットが手放せません。また、雨も少なくなく、春先には南仏で毎年のように浸水が起こります。冬の間も雨や雪が多く、とても寒くなります。ただ、フランスの雨は一日中降っていることがあまりなく、少量の雨が降っては止み、降っては止みする傾向です。日本人なら「それなら折り畳み傘が手放せない!」と思うところですが、フランス人は「それなら傘は要らない」という発想。特に都市部では傘を持たずにフードを被ったり、女性はスカーフを頭に巻いたり・・・。「傘を持つのが面倒くさい」、「傘を持ってもどこかで盗まれる」という考えもあるようです。メトロが至るところにあるのであまり外を歩かなくて済むからということもあります。さらに、フランスの傘は高いんです!日本のように500円で丈夫な傘が買えるなんて・・・パリで5ユーロの傘を買うと3日で壊れてしまいます。フランスの休日・祝日
祝祭日 | 日本語 | 2021年 |
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Jour de l’An | 元旦 | 1月1日 |
*Lundi de Pâques | 復活祭の翌日の月曜日 | 4月5日 |
Fête de Travail | メーデー | 5月1日 |
Victoire 1945 | 第2次世界大戦勝記念日 | 5月8日 |
*Ascension | キリスト昇天祭 | 5月13日 |
*Lundi de Pentecôte | 聖霊降臨祭の翌日の月曜日 | 5月24日 |
Fête National | 革命記念日 | 7月14日 |
Assomption | 聖母被昇天祭 | 8月15日 |
Toussaint | 諸聖人の祝日 | 11月1日 |
Armistice 1918 | 第1次世界大戦休戦記念日 | 11月11日 |
Jour de Noël | キリスト降誕祭(クリスマス) | 12月25日 |
元旦
日本とはことなり、カウントダウンのあと若者は歌ったり、踊ったり、叫んだりと大騒ぎして祝うのがフランス流です。街によっては花火があがるところもあります。家で友達とホームパーティーをしながらカウントダウンをする人もいます。
復活祭の翌日の月曜日
「パック(イースター)」の日には街中で卵やウサギ、ニワトリの形をしたお菓子が売られます。子供たちは、家に隠してあるそのお菓子を探し出すというゲームで盛り上がります。
フランス革命記念日
パリでは厳粛なパレードや大統領の演説があります。空軍による航空ショーでは、フランスの国旗、赤白青の煙雲が空を彩ります。
クリスマス
クリスマスは、静かに家族で過ごします。街中のお店が閉まりそれぞれ実家に帰ったり家でゆっくり過ごしたりと日本のお正月に近い雰囲気です。プレゼントは、親戚や友達・家族など大勢の人に送ることが多く、フランス人のお財布が一番痛い時期といわれています。
フランスの宗教
フランスでは文化・歴史的にキリスト教の国ですが実際信仰している人は少なくなってきており、昔のように熱心に毎日曜日協会のミサに通う人はアフリカ系移民しかいない、といわれるほどです。自分は無宗教だと答えるフランス人も多く、若い人で宗教的習慣を行う人はあまりいません。また、以前はフランスが支配していて、現在も国内の第2言語がフランス語であることから、北アフリカ、中東からの移民が大変多くイスラム教徒もたくさんいます。イスラム教は「フランス第二の宗教」ともいわれ、イスラム教徒が礼拝するモスクなどもたくさんあります。街中でも、ヒジャブ(女性用スカーフ)をつけた方やイスラムの男性が着るジャラベイアを身に着けている方を本当に多く見かけます。こういったイスラム教徒の増加を嫌がるフランス人も少なくはありませんが、様々な文化や宗教が混ざり合うフランスは国としても成長と、観光客への新たなセールスポイントとして「インターナショナルな国でありながらも、フランスの歴史を守る」ということを目指しています。
キリスト教徒:54.2% 無宗教:37.8% イスラム教徒:5% ユダヤ:0.4% その他:1.4% 無回答:1.1%
(2017時点)
フランスの物価
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為替にもよりますが、物価は日本とそれほど変わらない印象です。お手ごろなレストランが数多くあり、とても美味しいフルコースが2600円ほどで楽しめるところもあります。若者向けの服屋さんでは10ユーロから服を売っているところもあり、現地のフランス人もよく活用しています。またフランスでは年に二回、sold(ソルド)というバーゲンがありこの時期を狙って買いだめをします。半額近く安くなることもあり、フランスのデパートではソルド開始日にいいものはすべて売切れてしまいます。スーパーやマルシェ(市場)では、野菜や果物などは日本と比べてとても安く手に入ります。ジャガイモが1個10円ほどのときもあり、自炊するにはそれほど費用はかかりません。肉や魚などは日本と違って、細かく梱包されて売られておらず1ブロックで10ユーロくらいです。
フランスの治安
フランスの治安は先進国のなかでも悪いほうです。不法侵入で入国してくる移民が後を絶たないこと、さらにフランスの失業率の高さなどが原因の1つだと考えられます。しかし、実際に被害に合うかどうかは本人にしっかりとした注意力があるかないかにも大きく関っています。「お財布を落としても戻ってくる国」といわれる日本ですが、そのような安全な国に育った私たちはどうしても、注意力が散漫になります。レストランでバッグをそのまま置いてお手洗いに行ったり、お財布や携帯をポケットに入れたりしていると狙われやすいです。現地のフランス人はしっかり気をつけていて、例えば携帯、特にi-phoneで話すときは携帯を取り出さず、イヤホンを繋いで会話している人をよく見かけます。一人で話しているように見えるので少し不気味ですが、携帯を取り出して耳元で話していると携帯ごと奪われる可能性があるためです。リュックやハンドバッグはスリに狙われやすいので避けたほうがいいでしょう。フランスで治安が心配なのは、パリ、リヨン、マルセイユ、ニースなどの観光地、且つ移民が多い街です。- 地域情報
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