アヌシー
Annecy
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スイスとの国境に近い町ということで、町の雰囲気はどこなくスイス風です。治安も良く、訛の少ないフランス語を話すといわれています。大都市のパリやリヨンからは3時間ほどで、アルプスの山々に囲まれた大自然と雄大な時の流れを感じることができます。
アヌシーの町には運河が通っており、運河沿いに飾られた花々が街を飾り絵本の中に出てくるような風景を楽しむことができます。
アヌシーの町の紹介
特徴
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アヌシー湖から流れ込むティウー運河(Canal de Thiou)が旧市街の町の中を流れています。旧市街は全て歩いて回れる小さなエリアですが、その運河の中州の中になっており、教会や市庁舎、観光地のヨーロッパ公園などもあります。中州外のシャン・ド・マルス公園からヨーロッパ公園まではロマンチックな愛の橋(Pont des Amours)が架かっており、恋人たちのデートスポットとなっております。アヌシー駅から旧市街などの観光中心地までは歩いて10分程度です。
旧牢獄 Palais de l’Ill
現在は博物館になっていますが、むかし牢獄や裁判所、お城の事務部門としても使用されていました。中州の中に立っているその佇まいは、何年もの間アヌシーの町を見てきた歴史を感じます。。アヌシー城 CHATEAU D’ANNECY
坂道を登って行くと中世時代にジュネーヴ伯によって建てられたアヌシー城が見えてきます。現在はアヌシーの歴史や先史時代からの遺物やサヴォア地方の風俗を展示しています。お城は小高い坂の上にあるため、アヌシーの町を見渡せるポイントでもありますね。アヌシー湖 Lac d’Annecy
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ヨーロッパの中で最も透明度の高い湖として有名なアヌシー湖。
遊覧船に乗って湖近くの小さな村や古城をゆっくり回ることもできます。
ジャンジャック・ルソーと愛人ヴァランス夫人との出会いの場所
哲学者、啓蒙思想時代で活躍したジャンジャック・ルソーが「告白」の中で記述している彼の愛人ヴァランス夫人との出会いはこのアヌシーの旧市街にある司教館の中庭で出会いました。1735年から1736年の春ルソーは夫人と幸福な生活を送っていたといわれています。彼はこの時期の生活についてこんな言葉を残しています。
「わたしは日の出とともに起きて幸福だった。森や丘をかけめぐり、谷間をさまよい、本をよみ、ぼんやりし、庭の手入れをし、果実をつみ、家事の手伝いをしたが、いたるところ幸福はわたしにつきまとった。それはなにか特定のもののうちにでなく、わたし自身のうちにあったのだ。 一瞬たりとも、幸福はわたしから去ることはなかった。」
ルソーかこれほどまでに愛した女性ヴァランス夫人と出会ったのはこのアヌシーだということを知っていると少し見方も変わってくるかもしれませんね。
セザンヌも訪れた街、タロワール
19世紀に活躍した画家、ポールセザンヌ。その彼が訪れたのがアヌシー湖畔の小さな村、タロワールTalloiresです。あまりの美しさに「美しすぎて退屈だ」といったようですが、それでも彼の残した絵画「アヌシー湖」はセザンヌの最も美しい絵画の一つです。- 地域情報
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